自分で幸せの方へ歩いて行く
約7年かけて4万キロを歩く千日回峯行を2度行った 天台宗大阿闍梨 酒井雄哉さんの本です。
「はじめに」から 心に染みる内容でした。
『今できることをやればいい』
家族は昔「千日回峯行」のテレビを見た時に買ったようです。
かなり昔ですね。
『「人生とはなにか?」自分を知ることだ。
どんなときでも、最終的には自分が頼りだから。
自分の人生を、他の人が代わりに生きることもできない。
道に迷っている人や自信がない人は、自分のできることをできる範囲でやり続ければいい。無理してなんでもできるようにしようとすると、大切なものや自分自身を見失ってしまうから。
僕は 行の最中くたびれたら疲れを敵対視せずに、
「今、僕は一生懸命修行をしているから、悪いけどちょっと向こうで一服してて」
と 心の中で対話する。
心に集中して、自分と対話すれば、辛いときも、不安なときも、自分をコントロールできる。』
何かしたいと思っても、無理はしないで、できることをする。
そしてしんどくなったら、しんどい自分と対話してコントロールすればいいのです。
人間関係でも
『これは人間関係でも役に立つ。
苦手な人の態度や心模様に対して、こだわりを持たずに、普通の人と会話するように話していればいい。相手が変な目で見ようと、嫌な顔をしようと、それは相手の勝手だから。
人間は感情で動くから、そう簡単にはできないけど、相手になるべくこだわりを持たないことが大切。
相手が不機嫌なら
「自分が相手の立場に立ったら、嫌な気分なのかも知れない。気がすんだら会話ができるだろう」と思って、穏やかに知らん顔してればいい。
相手の機嫌が悪いからと言って、相手と同じように状況に振り回されてしまうと、自分も嫌な気分になるからね。
どうしても嫌だったら、自分から去って行けばいい。それは「逃げ」ではなく
「自分はこうすれば一番幸せに生活できるんじゃないかな」と、観点を変えて行動すること。
相手や状況にこだわらず、自分で幸せの方へ歩いて行く考えを持っていればいい。」』
人間関係は 難しいです。
相手からの影響を受けてしまいますから。
でも、自分が幸せになれる方へ歩いて行けばいいのですね。
最後に
言われてみると非常に簡単なことなんですが、それが難しいのです。
考え過ぎてしまうからだと思います。
人間関係でも 周りに合わせようとしないで、自分に合った行動をしていければ、と思います。
(*^_^*)ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。
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