武家屋敷 武鷹館(ぶようかん)
歴史の小径を 少し散策してみました。
武家屋敷 武鷹館(ぶようかん)が ありました。
歴史の小径
歴史の小径とは、
館林駅前から旧鷹匠町(現大手町)までの歴史的な建造物を結ぶ1.5kmの散策路です。
館林は、徳川四天王の一人である榊原康政公や、5代目将軍徳川綱吉公にゆかりのある城下町であり、町屋の雰囲気を残した住宅や、旧藩士住宅など、貴重な文化財が今もなお点在しています。
歴史の小径を散策すると 自然や城下町の歴史を感じることができます。
鷹匠町武家屋敷 武鷹館(ぶようかん)
武鷹館の周辺は 江戸時代、鷹狩用の鷹を飼育する鷹匠が住んでいたことから鷹匠町(たかじょうまち)と呼ばれており、この鷹匠町にある武士の住宅ということで「武鷹館」と名付けられました(一般公募)。
この武鷹館には、旧館林藩士住宅、長屋門、付属住宅が整備されており、特に館林藩士住宅は県内でも珍しく、平成11年に館林市指定重要文化財となっています。
長屋門
「長屋門」は、近世の武家屋敷の表門の形式の一つで、物置や使用人などの住居も兼ねていました。
この長屋門は、木造瓦葺き平屋建て、屋根構造は和小屋組で、中央部に門扉、両袖に部屋が配置されています。
建築年代は棟札がなく明確にはできませんが、大正期の建築と考えられています。
旧城下に江戸時代の長屋門が現存しないこともあり、江戸時代の武家屋敷街の格式や雰囲気を伝える貴重な建造物と考えられます。
住宅
この附属する住宅は、昭和29年に増築されたものですが、従来の日本建築の工法を伝えています。
「旧館林藩士住宅」の移築に合わせ、管理や活用のための設備として、外観を活かして整備してあります。
武鷹館(ぶようかん)
この建物は、旧館林城の侍町(さむらいまち)の一つである「外伴木(そとばんき)」(現在の尾曳町(おびきちょう))に現存した館林藩の中級武士の住宅で、
秋元藩時代には、藩士「伊王野惣七郎(いおうのそうしちろう)」の居宅として、
廃藩後は、旧藩士の「山田家」の住宅として今日まで受け継がれてきました。
部屋を横一列に配置する武家住宅特有の間取りが特徴で、長年住宅として使われてきたことで、間取りなどに変化はありましたが、調査により、建築当初は間口約8間半、奥行はお勝手を入れて4間半、建坪は28坪(92.56平方メートル)であることがわかりました。
棟札(むなふだ)が発見できなかったため、建築年は明確にできませんが、柱間の長さや間取り、柱配りなどから、江戸時代後期に造られたものと考えられています。
群馬県内においても、現存する数少ない武家住宅の一つで、江戸時代の建築様式や武士のくらしを伝える歴史的価値の高い建造物として、平成11年に館林市指定重要文化財に指定され、平成12年から13年にこの場所に移築復元しました。
家の中に入ることもできます。
武鷹館の一番右側のお部屋には 鎧や写真が飾られています。
最後に
こちらの施設は、利用料無料で 生涯学習や文化行事 等に利用できます。
ヒヨドリが「ヒーーーヨヒーーーヨ」と 木の一番高い所で鳴いていました。
観覧料は無料で お庭が広くて椅子もありますから、
散策の途中にひと休みできますね。
(*^_^*)ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。
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