先日お灸の話をしましたが、体験済みのかたが思ったより沢山いらしゃいました。
意外でしたね。
でも考えてみると、いろんな種類のお灸がありますから、それだけ使ってらっしゃるかたもいるということね、と思いました。
2014年 オーストラリア映画
イーサン・ホーク主演で映画化されたタイム・パラドックスの傑作。
作者がこの物語を書いたのは1940年代。
この時代に こんなに完成度の高いタイムトラベラーものが書かれていたとは 驚きました。
今みても古さを 感じさせません。
爆弾魔
「お前の人生を壊した男を差し出すと言ったら?おとがめなしだとしたら 殺すか?」
(黒い画面に声だけ)
1970年11月6日。アメリカ・NYでは 隙がなくタイミングも完璧な〝不完全な爆弾魔(フィズル・ボマー)〟による爆破事件が起きていた。
爆発を阻止したが、自身は酷いやけどを負い入院した男は皮膚を移植し 見た目が変わってしまう。
男は2度目の十字章をもらい 最後の任務である過去へタイムマシンで出発する。
男(イーサン・ホーク)は バー『ポップ酒場』にバーテンダーとしてもぐりこみ、青年・ジョン&ジェーン(サラ・スヌーク)を待つ。
ジョンにジョークを言えと言われ
「鶏が先か、卵が先か」と言う。
ジョンは〝未婚の母〟というペンネームで雑誌にコラムを書いている。
それでバーテンダーは、酒を賭けて面白い話をしてくれとせがむ。
ジョンは「俺が少女だった頃、」と自分の半生を語り始める。
男が少女だった頃
生まれてすぐ施設に捨てられ ケンカに興味を持ち、数学と物理が得意だった。
宇宙飛行士に憧れて“スペースコープ社”でテストを受けるが、ケンカをして資格を剥奪される。
家政婦をしてチャンスを待つある日、男性と出会い恋に落ちる。
ある晩男性は「少し待ってろ。すぐ戻る」と言って消えた。
“スペースコープ社”でジェーンに目をかけていた担当面接官・ロバートソンがやってきたが、妊娠していて仕事ができなくなった。
女の子を産んだが、2つの性器があり、分娩時の出血で子宮を摘出、男性器の手術をしてしまう。
娘は2週間後 男に盗まれてしまう。
スペースコープ社に戻るが、前の記録があり不採用となる。
そこでニューヨークで、タイプライターを買い、雑誌を読み漁り、“未婚の母”として告白を書く。
「お前の人生を壊した男を差し出すと言ったら?おとがめなしだとしたら 殺すか?」バーテンダーに言われ「その場で殺す」とジョンは言う。
「その男を引き渡すから、俺の仕事を引き継げ」バーテンダー
「お前はロバートソンの仲間か?」「そうだ」
2人で タイムワープ
バーテンダーは バイオリンケース(USFF 時標変界キット)で、行きたい年月を入力すると、自動的に到着地を算出し事故が起こらないよう送り届ける機械を出した。
目を閉じたジョンを連れてバーテンダーは過去へタイムワープする。
ジェーンが運命の相手と出会う場所だった。
運命の相手を探していると、ジェーンに出会い 運命の相手は自分だと分かるが 恋に落ちてしまう。
バーテンダーは爆弾魔を捕まえようとするが 逃げられてしまう。
もう一人の見知らぬ人間の手で爆破は逃れたが その人間は顔に酷い火傷を受けてしまった。
そしてバーテンダーの持つタイムマシンと同じ物でどこかへ姿を消した。
ここに残るというジョンだが バーテンダーに説得され離れる。
バーテンダーは後継者としてロバートソンの元に彼を連れてきて、自分は爆弾魔の逮捕に向かった。
データを集めてコインランドリーに爆弾魔を捕まえに行くが、それは未来の自分だった。
「沢山の悲劇を未然に防ぎ、多くの命を救った。」と言う未来の自分を 撃ち殺す。
部屋に戻ったバーテンダーの体には 女性から男性になった時の傷跡があつた。
最後に
ジェーンは ジョンで バーテンダーで、爆弾魔でした。
難しくて混乱しますが、とっても面白い物語でした。
1940年にこの作品を書いた 作家のロバート・A・ハインラインさんの才能のすごさに驚きます。
ここまで読んでいただきまして、 ありがとうございます(*^_^*)
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