ルーナっこの雑記ブログ

ふんわり笑顔で ゆるりと(^_^)food・家・映画など、生活についてつづります。

どなたの詩か分かりませんが 

引越しでみつかったノートに 昔好きだったが書いてありました。

冷たい風

『冷たい風のにおいは とても美しくって 胸いっぱいに吸うと

 私はまるで透明人間になれるような気がするから

 何度も何度もできるだけたくさん吸ってみる。

 吸う量がたりないのか、まだ一度も透明人間になれたためしはないけど

 ときどき調子がよいと、

 肺のあたりがかすかにすけているみたいになる。

 

また、冷たい風のにおいは

哀しい思い出に淡い色をつけて見せてくれる。

楽しい思い出にはすっぱい味をつけてひろげてくれる。

それはとても面白い遊びで。

いっしょにあるいている人にさとられないように。

道で行き交う人々に見つけられないように

冬になると密かに毎日やってみる。

そのうち、冷たい風のにおいは、

私の体に浸透してしまうのだ。』

昔は

「とても美しくって」と、「とても美しくて」ではなく、弾んでいるところが軽くて明るくてステキ。

透明人間になれる

冬の空気はとても清々しくて透明で 吸うと綺麗になれそうな気がします。

詩を読んで 同じ思いを感じました。

でも自分では 言葉にできない思いがあります。

その気持ちをもっと素敵にして代弁してくれたような、そんな気持ちになれる詩に出会えました。

そんなことは、あまりないことだったので、書き留めておいたのでしょう。

『冬は罠をしかける

寒い罠をしかける

あまり寒すぎるので 愛しあってもいないのに

抱き合ってしまうだけなの

吐く息が、言葉の形のように 白くただよい、風に消されて

声だけが 静寂の中へ流されてゆく』

 

こちらは 詩ではありません。

おそらく 樽山芙二夫さんの「冬は罠をしかける」という小説の一部だと思います。

小説の広告を見たのでしょう。

冬という季節は、すごい勢いで心に迫ってくるような気がします。

そこも素敵です。

ブルーのカーネーション

『あおいカーネーションを見ると思います

あの色はどこからくるのでしょう

自分の信じた方角へまっすぐ進む人は

かりたてる力が強く熱いほど

奥深い哀しみも胸の底にかかえています

大地の深くから水分を汲みあげるように

人間の哀しみをすいとるの

あおいカーネーションと考えるのは

すこし少女趣味でしょうか』

 

こちらは 詩なのかさえ分かりません。

人間の哀しみを吸い取ってくれるお花があったら、哀しみが世界中からなくなるでしょうか。

最後に

詩だったり文章だったりに好きな表現があった時に、ノートに残していたのだと思います。

自分の好きなものの紹介になりました。

でも誰が詠んだり書いたりしたのかは 書いてなくて、そちらには興味がなかったようです(笑)

今だったら知りたいのですが、ネットでも見つけられませんでした。

 (*^_^*)ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。

ぽちっとしていただけると うれしいです。 

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