フェアって 難しいですね
先日、人魚姫の清らかさの話をしました。
そして思い出したことがあります。
フェアプレー
清らかさ、と言えば思い出すことがあります。
少し違うかも知れませんが、昔聞いたゴルファーの話です。
ゴルフのルールは分かりませんが フェアプレーのお話でした。
福沢義光さんの15番ホール(パー5)で。
打った第二打が 転がって止まると、なんと赤とんぼがその下敷きになっていました。
そのまま打てば死んでしまうところを、彼はボールを持ち上げ逃がしました。
このホールはパーでまとめて、試合後、「持ち上げ」を報告し、1打加えられました。
「ルールは知っていた。でも、トンボを打つのはかわいそうだ」と福沢さんは語りました。
尾崎将司氏の通算100勝目を、弟の直道氏が阻止して話題になった華やかな大会。
彼のほのぼのとした行為に、日本ユネスコ協会連盟は、「第九回日本フェアプレー特別賞」を贈りました。
その百年前にやはり二刀流だったベーブ・ルースさん。
「野球の神様」とか「野球王」がニックネームでした。
絶大な人気を誇っていた彼の逸話は、枚挙に暇がないようで。
ワールドシリーズで難病の少年に翌日の試合でのホームランを約束し実現します。
また、夫人を侮辱したカブス・ファンに怒り、打席からバットでバックスクリーンを指してホームランを予告し、大ホームラン。
他にも様々な逸話がありますが、フェアプレーもありました。
ファウルが スタンドに入り、男の子が抱いていた子犬の頭を直撃。
子供が泣き出すとルースは試合を抜け、車で犬と子供を病院に連れて行きました。
ユニホーム姿のままでした。
フェアとは
気になるのは、アメリカンフットボール部員が悪質なタックルで相手を負傷させた問題です。
フェアとは、何でしょうか。
ラグビー日本代表の監督を務めた故・大西鐵之祐さんの言葉を思い出します。
「自分の良心に照らして絶対に恥じない行動をし、それを誇りとするような共通の精神です
自分の価値判断として、生き方が汚いかきれいかという考え方だと思う。
では、価値基準は何だ、と言われると、なかなか決められないが」
そのうえで、フェアとは単にルールを守る行為ではないと指摘しています。
最後に
赤トンボも子犬も何も言えない弱い存在。
その弱い存在をどうするかは、その人のもつ価値基準にかかっていると思いました。
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