節分の日が近づいてきて、鬼もきます @sweets71
そろそろ節分のお豆を用意しようと思って スーパーに行きました。
そこで見つけたのは 「鬼滅の刃」の福豆。
やはり鬼と言えば、「鬼滅の刃」ですね。
昔話
昔話にあるように いにしえより 鬼は人間と近い存在でした。
桃太郎が鬼ヶ島に行って退治したり、一寸法師に退治されたり。
赤鬼だったり、青鬼だったりしますが、角がある人間の姿で、寅皮のパンツを履いてます。
歌舞伎
少し前に歌舞伎を観に行ったら、それが「酒呑童子(しゅてんどうじ)」でした。
鬼ですが、角のない子供の姿で演じられる場面もあります。
鬼滅の刃
「鬼滅の刃」の鬼には 様々な姿があります。
鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん)は 人間の姿をしています。
端正でスマートな人間として描かれています。
鬼とは
鬼とは、一体なんでしょうか。
昔話では 恐ろしい形相で、大きな身体で、強い力を持つものとして語られます。
さらに 悪いことをする怖い存在です。
「鬼滅の刃」の鬼たちは 姿がユニークです。
鬼になったのには それぞれ違った理由がありますが、元は人間です。
ひとりひとり願望があったけど 望みが叶わなかったという思いを抱いて それを鬼になって叶えようとしています。
ですから、それぞれの気持ちがよくわかります。
望みを抱くのは向上心があって良いことですが、方向を間違えると、人の道を外れて鬼になってしまいます。
鬼は元々は人間で、自分の欲望を叶えることしか見えていないのではないでしょうか。
またその時には、孤独というのもあって、誰かに諭されるとか、話を聞いてもらうこともできてないようです。
孤独になったのは、自分が周りの話を聞けなくなっているのもあります。
鬼の色
鬼には赤鬼、青鬼がいます、といいましたが、他にも黄(白)色、緑色、黒の鬼がいて、色によって煩悩があてはめられているそうです。
5色の鬼は 仏教の「五蓋(ごがい)」という考え方からきています。
・赤鬼
「貪欲(どんよく)」欲望を表します。
すべての悪い心の象徴で、豆をぶつける事で、取り除かれると言われています。
・青鬼
「瞋恚(しんに)」悪意、憎しみ、怒りを表します。
貧相で欲深い自分自身に豆をぶつけることで、浄化し、福に恵まれます。
・黄鬼(白鬼)
「掉挙悪作(じょうこおさ)」浮ついた心や甘え、執着などを表します。
豆をぶつけることで、公平な判断をし、心の平穏が保てます。
・緑鬼
「惛沈睡眠(こんちんすいみん)」怠惰や眠気などの不健康を表します。
豆をぶつけることで健康に過ごせるようになると言われています。
・黒鬼
「疑(ぎ)」疑う心や愚痴などを表します。
豆をぶつけて、自分の中にある不平不満を言う心、卑しい気持ちをさっぱりと落とし、この先に平穏な生活がおくれるようにという願いを込めます。
最後に
豆まきをする事で、悪い心が取り除かれるとも言われています。
今年は鬼の色によって 取り除きたい煩悩を選んで豆まきをするのもいいかも知れませんね。
(*^_^*)ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。
今週のお題「鬼」