命がけの修行【千日回峰行】
かなり昔 TVで「千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)」を観ました。
生前葬をするほど厳しい修行を 忘れることができませんでした。
千日回峰行とは
ウィキペディアによると
滋賀県と京都府にまたがる比叡山山内で行われる、天台宗の回峰行の一つである。
満行者は「北嶺大先達大行満大阿闍梨」と称される。
平安時代から続いている修行で、比叡山の礼拝場所などを巡り7年間で約4万キロを歩く修行です。
たとえ病や怪我、天気の悪い嵐の日であろうと、辞めることは許されません。
途中で続けられなくなったときは自害します。
そのための「死出紐」と、降魔の剣(短剣)、三途の川の渡り賃である六文銭、埋葬料10万円を常時携行します。
修行700日を終えた5年目には さらに過酷な9日間、食事や水を断ち不眠不臥(ふが)で不動明王真言を10万回唱え続ける「堂入り」を行います。
これを終えた行者は「當行満阿闍梨(とうぎょうまんあじゃり)」と称され、生き仏として信仰を集めます。
その後さらに2年間修行を続け、すべての修行を終えるまで7年間、1000日をかけます。
阿闍梨たちは、千日回峰行を終えた後、京都御所を訪れ国家と人々の安寧を祈ってきました。
酒井 雄哉さんと塩沼亮潤さん
私が観たのは、酒井 雄哉(さかい ゆうさい)さんだったと思います。
そして、新聞記事でみたのは、仙台市出身の塩沼亮潤(しおぬまりょうじゅん)さんでした。
塩沼さんは、TVで千日回峰行を見て
「将来これをやりたいと思った」そうで。
高校で、毎日4キロの道を走って通い、入門準備の金を貯めるため建設現場で1年働いた後、比叡山よりきついといわれる金峯山千日回峰にひかれて金峯山(きんぷせん)寺の門をたたいたとか。
最後に
友人と昔
「私、出家しようと思ったことあるの」友人
「私も」自分
という会話をしたことがあります。
でも二人とも運動をしてこなかったし、体が弱かったので、修行はできないと思ってやめたのでした。
1,000日間、一日40キロの山道を歩く千日回峰行。
こんな立派な修行を完遂できる体力と精神力があれば、人生変わっていたかも知れませんね。
(*^_^*)ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。
ぽちっとしていただけると うれしいです。