健康長寿のための フレイル予防
老化に負けずに 平均寿命ではなく 健康長寿を目指したいですね。
キーワードは 「フレイル」です。
健康寿命
男性 平均寿命 80.98歳
健康寿命 72.14歳(約ー9年)
女性 平均寿命 87.14歳
健康寿命 74.79歳(約ー12年)
フレイルとは
健康状態と要介護状態の 中間の状態です。
75歳以上で 急増する。
・体重の減少
・疲れやすい
・身体能力(歩行速度など)の低下
・筋力(握力など)の低下
・日常生活の活動量の減少
早い段階で予防すれば、健康を取り戻せます。
フレイルチェックを半年に一回うけて、自分の衰えを知り、予防しましょう。
フレイル度をチェックする イレブン・チェック
11の質問に答えて、自己判定できます。
・栄養・口腔
①ほぼ同じ年齢の同性と比較して 健康に気をつけた食事を心がけている
②野菜料理と主菜(肉か魚)を両方とも 毎日2回以上は食べている
③「さきいか」「たくあん」くらいの硬さの食品を普通に噛み切れる
④お茶や汁物でむせることがある
・運動
⑤1回30分以上の汗をかく運動を週2回以上 1年以上実施している
⑥日常生活において歩行または同等の身体活動を 1日1時間以上実施している
⑦ほぼ同じ年齢の同性と比較して 歩く速度が速いと思う
・社会性
⑧昨年と比べて外出の回数が減った
⑨1日に1回以上は誰かと一緒に食事をしている
⑩自分が活気にあふれていると思う
⑪何よりもまず もの忘れが気になる
悪い状態が5つ以上だと フレイルの危険度が高い
筋肉量チェック
親指と人差し指でわっかを作って ふくらはぎの太さを測る。
わっかで ふくらはぎが囲めなければ 全身の筋肉量が多い。
隙間ができれば、全身の筋肉量が少ない。
健康長寿者の生活習慣
①運動(筋肉体操・家庭菜園など)
75歳を過ぎても 速く歩ける方は 約80%が10年後も長生きするデータがある。
②栄養(バランスのいい食事・固い物も食べられる口の機能)
・たんぱく質を食べるだけでは、筋肉になりにくいので、運動あるいはビタミン(ブロッコリーなどの緑黄色野菜)をしっかりとる。
・「パタカラ」と 10回言うパタカラ体操をする
・固い物をしっかり噛む。
③社会参加(ボランティア・趣味の教室など)
人とのつながりが認知機能の低下を防ぎ 活力の源となります。
・社会参加だけの人の方が、運動だけの人よりリスクが大幅に低くなる。
・3ヶ月間で 約6割の人がフレイルから 脱することができる。
病気があっても健康寿命は延ばせる
健康寿命は 病気だけが関係しているわけではない。
病気でも 体の機能を保っていけば、自立した生活をおくることができる。
体の機能低下は 老化で仕方ないと思われていたが、そこにフレイルを意識してもらって、機能を落とさないようにすると 改善できることが分かってきた。
膝を支える筋力アップ体操
1.仰向けに寝て、片方の膝を90度に曲げます。
2.もう一方の膝下に丸めたタオルを置き、膝を伸ばしながら タオルを押しつぶします。
3.タオルをつぶした方の膝を まっすぐ持ち上げて5秒維持します。
4.まっすぐなまま ゆっくりと脚をタオルの位置まで下ろします。
5.左右 10回ずつ行います。
まとめ
加齢だけでなく、リモートワークが増えて、脚の筋力の衰えが心配なかたは、運動を続けるのがおすすめです。
健康には 栄養と運動が大切なのは分かっていましたが、社会参加も大切なんですね。
「誰と運動するのか?誰と食べるのか?」ということを意識して 沢山の人とお話したいと思います。
(*^_^*)ここまで読んでくださいまして、ありがとうございます。
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