ルーナっこの雑記ブログ

ふんわり笑顔で ゆるりと(^_^)food・家・映画など、生活についてつづります。

渡良瀬遊水地の講演に行ってみました

  2月2日の「世界湿地の日」を記念して、ラムサール条約湿地登録10周年 渡良瀬遊水地講演会「地球の宝♡栃木の宝」を開いていたので、開きに行ってきました。

渡良瀬遊水地の講演

渡良瀬遊水地の講演を聞きに行きました。

地球の宝♡栃木の宝 渡良瀬遊水地

というタイトルで、講師は プロナチュラリストの、佐々木洋氏。

プロの自然解説者として30年以上にわたり、テレビやラジオ番組への出演をしています。

主なのレギュラー出演番組は  NHKダーウィンが来た!」、テレビ朝日 「スーパーJチャンネル」ほか。

渡良瀬遊水地

日本一大きな遊水地である渡良瀬遊水地

その面積の半分はヨシ、オギ原におおわれています。

その湿地面積は本州以南で最大です。

ここにはヨシ原を中心にたくさんの動植物が生息しており、生きている自然の博物館と呼ばれるほど豊かな生態系が形成されています。

ワタラセツリフネソウ

ピンク色の可愛らしいお花ですね。

見てみたいです。

ベニマシコ

この冬の時期ですと、ベニマシコを見たり撮ったりしにくるかたが沢山います。

講演は

自然観察の意味はなんでしょうか。

私達に何を与えてくれるでしょうか。

それには 3つの効能があります。

一つ目は多様性

これはエコ検定の試験を受けた時にも出ていました。

「いらないものはない。」ということです。

例えば 嫌われているカラスでも 自然界の掃除屋さんとして活躍をしています。

カラスは亡くなった生物を片付けて 自然界のバランスを保っています。

もしいないと 鳩だらけになったりネズミだらけになったりします。

二つ目は究極の癒しを与えてくれる存在であるということです。

よし原を歩いて癒してもらうということですね。

三つ目は思い通りにならないものの存在を教えてくれることです。

あのお花を今日見たい、と思って渡良瀬遊水地に行っても見られない。

そして一旦諦めるのも大事だということです。

お花が見たい時はどういう風に努力しようか。

そしてお花が咲けば嬉しい。

実った時の喜びは嬉しい。

そういう喜びが味わえるということが尊いのです。

その代表が渡良瀬遊水池なのです。

ここには633種類のうち272種類もの生物がいて そのうち58種類が絶滅危惧種となっています。

またここはよしが素晴らしいのです。

あしとも言いますが これは外国にもあありますが 日本ほど緊密な関係はないです。

自然の主役はよし原なのです。

これで野鳥が生息しているということなのです。

よしの3大効能のひとつは、水をきれいにするということです。

浄化の機能があるんですね。

どういう機能かと言いますと、一つには茎の水中部分の微生物が汚れを分解するということです。

二つ目は水の流れがゆっくりになり 汚れが沈むということです。

三つ目は水の汚れが食べ物になるということです。

例えば水の窒素やリンなどなんですね。

そしてよしの二つ目の効能は鳥のすみかになるということです。

ここで鳥が餌を取る、また隠れ家にする、そしてねぐらになるということです。

ここなら餌の魚も沢山います。

写真

ここからは いろんな写真が出てきて この写真の中のどこに何が隠れているか、という質問もありました。

1枚目は ニホンカナヘビが隠れていました。

2枚目はイチモンジセセリという蝶々です。

鳥はこれを見つけていますが 人間にはなかなか見つけられません。

それから水色の卵が出てきました。

これは誰の卵か?

答えはムクドリの卵でした。

それからモズのはやにえも出ていきました。

カエルやもぐらやバッタを木の枝に刺している写真です。

モズの早贄は後で食べるからっていう理由がありましたが 実は食べてはいなくて。

刺したいから刺している説が今は有力となっています。

また青いダンゴムシが出てきましたこれはウイルスに侵されているそうです。

 

また、遊水地にはカワセミもいます。

カワセミがいるということは 水がきれいである。

そして餌としている小魚がいるということが分かってきます。

さて鳥は魚を頭から飲むでしょうか。

尻尾から飲むでしょうか。

という質問が出ました。

答えは、うろこが引っかからないように頭から飲むというのが答えです。

セキレイは今どこにでもいますが セグロセキレイは日本固有種だそうです。

ハクセキレイは全世界にいるそうです。

お題をいただく

ここから お客さんからお題をいただく時間です。

イノシシというお題が出て イノシシが苦手なのは何でしょうか。

との 答えは、雪が苦手。

足が短いので雪が苦手だそうです。

また最近は番犬を外で飼うことが少なくなっていたり 温暖化のためでしょうか雪が減っているのでイノシシが増えているそうです。

イノシシは90°曲がれる、急停止もできるのでなかなか人間が逃げるのは難しいそうです。

でも、高いところに登ると良いそうです。

例えば車や人の家に逃げるということです。

そしてイノシシは 夜行動する動物でしたが 昼間の動物となったのは ハンターや犬が減ったからだそうです。

遊水地のイノシシは 800頭にも増えてしまったそうです

 

次には、たぬきというお題が出ました。

東京23区のたぬきは数えてみると1000匹もいるそうです。

新宿が第4位。

たぬきっていうのは珍獣で日本とその周りだけで、外国にはいないそうです。

 

渡良瀬遊水地といえばコウノトリが有名です。

日本では絶滅してしまいましたがどじょうが大好物だそうです。

そして高いところに巣を作ります。

 

カルガモというお題が出ました。

カルガモは沢山いますね。

カルガモは鴨の中で軽いでしょうか?重いでしょうか?

という質問が出ました。

カルガモは実は 鴨の中で重たい方です。

これは軽いからではなくて カルの池にいたからかるがもと呼ばれたそうです。

かるっていうのが池の名前なんですね。

最後に

渡良瀬遊水地の講演を聞いて 自然を大切に守っていかなければいけないと、改めて思いました。

 (*^_^*)ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。

ぽちっとしていただけると うれしいです。 

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