坂本龍一さんと社会問題
71歳でした。
坂本龍一さん
幼少の頃からピアノと作曲を学び、東京芸術大学に入学しました。
「芸術は長く、人生は短し」
坂本さんの好きだった言葉です。
『戦場のメリークリスマス』の曲は 人気がありますね。
リクエストする人が多かった印象です。
坂本さんは、一般的では無かったシンセサイザーに注目してレコーディングやライブの演奏に取り入れ、海外からも高く評価されました。
シンセサイザーとの出会いについて坂本さんは、「尺八」を吹けるようになるには何年もかかるが、シンセサイザーを使えば近いような音は出て、それによって使える音色が飛躍的に増えるとして「ものすごく喜びを感じていました」と話しています。
社会問題
坂本さんは、環境や平和問題など社会活動にも積極的でした。
「東北ユースオーケストラ」を立ち上げるなど音楽を通じた東北地方太平洋沖地震被災者支援活動も行っていました。
また、福島第一原子力発電所の事故のあとは作家の大江健三郎さんらと原発を廃止するための法律の制定を目指すグループを設立したほか、ほかのミュージシャンとともに「脱原発」をテーマにした音楽フェスティバルも開いてきました。
日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の田中煕巳代表委員は、「優れた音楽家として国際的にも著名な坂本さんのような方が先頭に立って核廃絶を訴えてくれたことは、被爆者にとっても心強い思いでした。同じように活動してくれた大江健三郎さんの訃報があったばかりということもあり、残念に思っています」と話していました。
病気は
2014年、中咽頭がんと診断され、治療後に音楽活動を再開しましたが、その後、別のがんが見つかり、治療を続けていました。
がんの治療を行いながら、去年12月にも新たに収録したピアノ演奏をオンラインコンサートとして世界中に配信するなど、精力的に音楽活動を続けてきました。
「かなり体力も落ちてしまって1時間とか1時間半の通常のコンサートはもう難しいんですよね。なので今回は、一曲ずつ撮影してそれを編集してひとつながりのコンサートのようにして発表しようということになりました」と語っていました。
最後に
素晴らしい音楽を創られた芸術家の坂本さんは、人としても尊敬できるような行動をされていたのですね。
「芸術は長く、人生は短し」
坂本龍一さんのご冥福を お祈りします。
(*^_^*)ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。
ぽちっとしていただけると うれしいです。