いろんな世界を持ってくださいね
先日友人から紹介してもらった映画が 2013年のものでした。
10年近く前ですが、「自分はどこで何をしていたかしら」と、ふと思いました。
2013年
そう言えば、2013年は工事部門にいた頃でした。
そして新入社員が入ってくるので、会社のことや仕事を教える指導員をして欲しいとの依頼が上司からありました。
申し訳なかったのですが 断りました。
自分の娘といってもいい年齢の新入社員ですもの。
新入社員も こんな年上では話しづらいでしょうし。
指導員は 5~10歳くらいのもっと年齢が近い方が仲良くなれていいと思いました。
でもその位の年齢で適任者がいなかったのです。
1人は 出退勤が悪くて 新入社員のお手本にはなれないし。
反面教師という手もありますが。
もう1人は、上司にとって仕事の依頼をしづらい人で。
上司としては、そういう人をお手本にして欲しくはなかったのでしょうね。
それで、
「では、仕事は教えますから指導員は他の人にしてください」自分
とお願いしたのですが、だめでした。
もしかしてもう2人には断られたのかしら。
人に教える
人に教えるなんて 難しくてできません。
小学生の頃は好きでしたが、その後は教える機会には恵まれませんでした。
丁寧な言葉で、分かりやすくですね。
言うのは簡単ですが、単語の選び方を間違えるとうまく伝わらないですし。
普段あまりおしゃべりをしないので、1日中ずーっと説明をしていると疲れてしまいました。
プライベートも
指導員は 仕事だけでなく他のことも相談にのります。
プライベートも。
今だったらプライベートを聞いたりしたら、パワハラとか言われそうですね。
私が受け持った新入社員は とっても素直で可愛らしかったです。
それでプライベートも気になっちゃって。
他の指導員の話では 新入社員に
「俺は こういう細かい仕事あわないと思うんですよ」
って、言われたと聞いて、
「新入社員って、恐ろしいねー」と、ビビりました。
「今年の新入社員は、○○です」とか言われますが、ひとくくりにはできないです。
色々なんですね。
そして
「仕事は大事ですが、プライベートも充実させて、いろんな世界を持ってくださいね。
仕事、家族、趣味、恋愛、友人、等々。」
と伝えました。
昔の私のように仕事だけだと 仕事が上手くいかなかった時にどこまでも落ち込んでしまうから。
でも家庭がうまくいっていれば家に帰って平常心を取り戻し、落ち込むだけでなく何が悪かったのかを冷静に反省することができるでしょう。
また逆に家庭がうまくいっていなくても 仕事が上手くいっていれば、自信を失うことなく生活していくことができるでしょう。
これは 忘れましたが 以前なにかで読んだうけうりです。
その時仕事に熱中していた自分自身に対しての言葉として 心に残っていました。
新入社員は私と性格は違いますが、似ているところがあるのでプライベートも充実させて欲しかったのです。
すると新入社員は、家族や、趣味、恋愛のことまで話してくれました。
家族や趣味は充実してますが、恋愛はまだ。
ということでしたので、
「誰かいい人いないの?好きな人とか?」って 恋の話。
こういう話って、楽しいですね。
でも今だったら、パワハラと言われそう。
親になったような
親子ほど歳が違うので、段々新入社員の親になったような母性が目覚めてきました。
「この子を守ってあげたい」
もっとも、私よりしっかりしているので、余計なお世話ですけど。
プライベートな話しを聞いたりしているうちに 指導員の1年の期間も終わりました。
最後に
未だに指導員が私で良かったとは思えませんが、今もご飯を食べに行ったり 家に行ったり、のお付合いが続いています。
言葉に気をつけたり、体調を心配したり大変でしたが、教える楽しさをまた味わえましたし、歳の離れた新入社員とこんなに親しくする機会はないので、貴重な時間だったと思います。
2013年は 私にとって大切な人と出会えて学ぶことの多い年でした。
(*^_^*)ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。